レースレビュー

【レースレビュー】2018.11 初サブ4! 強引な力技のレース やってはいけないを詰め込んだ当時の自分

ずんどこレースとはこうゆうことを言うのです(笑)
私がランニングを始めたのはこの前の年の2017年。この年はミュージカル「ロミオとジュリエット」、オペラ「シンデレラ」の王子役を拝命し、シルエットを何とかロミオや王子っぽくしなければとダイエットを始めたのがきっかけです。
それ以来すっかりランニングにハマってしまい、今ではすっかり虜です。
さて、今回は初サブ4を達成した、2018年作.AC真駒内マラソンを振り返ってみようと思います。

作.AC真駒内マラソンとは

作.AC真駒内マラソン
北海道のマラソン界のレジェンド作田徹さんが主催する、雪がちらつく季節でもマラソンを走りたいストイックな人のためのおかしな大会(笑)
この大会の主旨は、
 

・冬の期間はどうしても北海道でロードを走るのは厳しい。
・北海道のフルマラソン大会は、5月の洞爺湖、8月の道マラ、10月の別海などがあるが、札幌近郊に限って言えば、秋以降にフルマラソン大会はない。(10月の札幌マラソンはハーフです。)
・そのため、札幌近郊で出来るだけ冬になるギリギリのタイミングでフルマラソンを企画し、シーズン最後の腕試しや、道外の冬の大型大会に参加する前準備として使ってほしい

という素晴らしい大会なのです。

とにかく記録を達成することを全力応援してくれる大会なので、キロ4:00~8:00まで10~15秒ごとにペースメーカーを配置してくださる何ともありがたい大会です。

当時の私の状況

 ・ラン歴1年
 ・初フルマラソンは4:00:00でサブ4達成ならず(笑)
 ・当時から、「記録はグロスで測ってなんぼ」という謎の意識高い系を発揮していました。

  【レースレビュー】2018.8 北海道マラソン サブ4の夢、残り1秒で散る!
 ・何としてもほしい「サブ4」の称号のため参加

当時のハーフマラソンの自己ベストはその年の9月の美唄ハーフマラソンの1時間39分43秒。この記録だけを見ると、サブ4は十分に射程距離圏内なのですが、当時の私は今に比べて圧倒的にスタミナが足りませんでした。
もっとも、今に比べて足りないというだけで当時の私は「ハーフの記録から見たら不可能じゃないのになんでなんだ!」と思うばかりでまだ30kmロング走などのスタミナ強化の概念が薄かったんですね。
フルマラソンに臨むときも事前準備も大してなく、本番も前半出来るだけ貯金を作って後は粘るという無計画なもの。今考えれば無謀です。

当時の私のSNSはこう書いてありました。

●作戦編
北海道マラソンでは、30km以降に失速してゴール。フルマラソンを走ったことがある人なら聞いたことがあるかもしれません、「30kmの壁」。
これ、本当に誰が言い出したのか知らないのですが、その通りなんです。どんなに順調にレースを運んでいても、30kmくらいから突然足が重くなり体が思うように動かなくなります。
そうならないための対策はいくつかあって、

・ゆっくりのランニングを連続3時間、週1くらいで定期的に取り入れる。
・2~3週間前に30km走を行い距離になれる。
・20km走を二日連続で走って、2日目に疑似疲労を体感する習慣をつくる。

などがあるのですが、時間的にもそこまで作ることはできず断念。フルマラソンをイーブンペースで走ることは厳しそうです。
 また、マラソン関係者であれば口をそろえてこう言います。「30kmから必ずきつくなるから、前半はできるだけ温存し、後半に備えること」(これをネガティブスプリントと言います。) ですが、私の場合はそもそもフルをある一定のペースで完走する足は作られてないわけです。
 そこで、立てた無謀な作戦
  どうせ温存しようがなんだろうが、30kmになったら足が死ぬので、キロ5:15のペースメーカーについていき、行けるところまでついて貯金を作る。(サブ4の平均ペースはキロ5:40)ここからは、キロ6:30程度でも止む無し。惰性でゴールを目指す。
これは先行逃げ切り型で、ポジティブスプリントと言います。関係者曰く、苦しいのでもっともやってはいけない作戦です。ですが、ハーフマラソンは4:45ペースで完走できてるわけなので、行けるはず。

だそうです(笑)サブ4達成したことないのに、キロ5:15のペーサーについていくって、どれだけ前半貯金するつもりだったんでしょう。

当日までの準備

足を休めるなどの基本的な概念はほとんどなかった当時ですが、その時期に使用していたスマホアプリ「S-health」によると、前日と前々日は走っていなかったようです。」
偶然ですね(笑)
エナジージェルも2本用意して、最低限の準備はしていました。
選択したシューズは、ゲルフェザーグライド4
当時は主にハーフマラソンで使用していたシューズで、フルマラソンではGT2000 を使っていました。何でまたここでも背伸びをしているのでしょう。

レース展開

当時のSNSに5kmごとの振り返りがありました。S-healthに残っているデータを見ながら振り返ってみたいと思います。

・0~5km
 あれ?5:15ってこんなにきつかったっけ?すでにちょっと息が切れてますけど。最近はふくらはぎを気にして、スピードおさえめにしてたからかな。まあ、走り始めはそんなもんかな。
・5~10km
 うん、速さには慣れてきたけどやっぱりちょっと早い。10km地点で51:55。いやいや、5:11ペースだし(笑)誤差なのかもしれませんが、予定より早かったっぽい。

・10~15km
 右ふくらはぎに軽い緊張が走る。気を付けて走ることにする。足の疲労の蓄積が早いような…。
・15~20km
 すでに足が重い。北海道マラソンの時よりも疲労が早い。体重の影響かも(笑)1本目のエナジージェル補給。

・20~25km
 ペースメーカーについていくのが既に相当つらい。もう、完走する自信がなくなり始める。
・25~30km
 ペースメーカーについて行くのが限界。28km地点で予定より2km早く脱落。28~30kmのペースは5:40。2本目のエナジージェルを補給。

・30~35km
 すでに限界を感じる。北海道マラソンの時よりはるかにきつい。足が重い。腰と背中も痛い。平均ペース5:55
・35~40km
 まともに走る状態は保てなくなる。ちょっと小走りくらい。リタイアを真剣に考えるが、最悪歩いても完走はできるので、とにかく完走を目指す。平均ペース6:55
・40~42km
 前半の大幅な貯金のおかげで、これでもなお4時間切れることを確認。最後の力を振り絞って・・・と思ったけど本当に力が残ってなかった。平均ペース7:00

極端なポジティブスプリットでサブ4達成

30kmからの失速がひどすぎる(笑)
テンプレのごとく30kmの壁にぶつかっています。明らかに前半飛ばしすぎです。最後がキロ7って極端にもほどがあります。
この時のつらさは今でも覚えています、本当に息も絶え絶えでしたし、疲労の残り方がひどかった。
サブ4達成の喜びもあったものの、とにかく疲れたことばかりが思い出される大会でした。

下記にあるのは、サムスンのスマホギャラクシーシリーズに初期インストールされいてる「S-health」というアプリの結果です。
イヤホンで、1kmごとのペースなども教えてくれます。レース中にスマホを持ち歩くのは難点ですが、結構便利でしたね。
当時はまだ、ガーミンなどのGPSウォッチも持っていませんでした。それにしても、結構しっかり記録が残っているものですね。
侮りがたし、スマホアプリ!




使用したシューズ: アシックス ゲルフェザーグライド4
使用したアプリ: S-health ※GPSウォッチはなし

最後まで読んでくださった方ありがとうございました!

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