春は桜の季節・・・。
そしてランナー、特にナイキユーザーとしては、待ちに待った新作ペガサスの季節です。
2023年4月、今年も発売されましたランニングシューズの大定番！
ナイキのエアズームペガサス40。
今回はシューズの特徴、過去作との違い。どのような人におすすめかをレビューしたいと思います！
シューズの特徴
何と言っても、ペガサス40というナンバリングの重み！
毎年ようにアップグレードを繰り返しながら40年に渡って愛されている定番のモデルです。
やっぱりカッコいいですねえ(語彙力なし)
39からの変更点で目を引くのがシューレース(靴ひも)周りです。
前作では、シンプルなワイヤーを通す構造でしたが、今作はワイヤーではなく足を包み込む補強がしっかり入っています。
これによって、ひもを締めることでアッパー全体が足を包み込む効果があります。
左から順番に、37～40です。
ミッドソールについて
今回のペガサス40はマイナーチェンジですので、ミッドソールに変更点はありません。
ナイキの傑作である、軽さとクッショニングと耐久性を併せ持つリアクトを採用しています。
また、前足部と後足部にズームエアーを採用していて反発力を強化しながらも接地面積が広めなため、安定性もあります。
左が40、中央が39、右が38です。
見ての通り、40と39は見た目は変わっていないですね。
耐久性について
●アウトソールについて
37～39まで、いずれも700km走りましたが、まだまだミッドソールは健在な印象です。
ただし、私は典型的なヒールストライクの為、かかとのアウトソールが削れてしまうのでいつも700kmを目安としています。
●ミッドソールについて
リアクトは健在ですので着地がしっかりしている方でしたらまだまだ使えると思います。ひとによっては、1000～1500km使用する方もいるようです。
重さについて
今回の重さは277g(実測)。前作より、片足22g重くなりました。
これはかなりの変化ですね。
靴紐周りを強化した影響で、重さに影響したと思います。
中足部をしっかりと固定してくれますので、フィット感はかなり良くなりましたが、この重さの違いはスピードを上げたときに影響がありそうです。
もっとも、ミズノのウェーブライダー26が285g、アシックスのゲルカヤノ29が300gと考えれば、ジョグシューズカテゴリーとしては、まだ軽い部類かも知れないですね。
37～40の変遷
| 37 | 38 | 39 | 40 | |
| 重さ | 270g | 283g | 255g | 277g |
| ミッドソール | リアクト+ズームエアー(前足部) | リアクト+ズームエアー(前足部+後足部) | ||
| アッパー | エンジニアードメッシュ | |||
サイズ感について
私の履いた感覚では、39とほとんど変わりません。
ただ、39に比べて中足部をフィットさせやすいので、ワンサイズ大きくしても対応が出来るようになっています。
今までのサイズで少し窮屈に感じる方でしたらサイズアップしてもフィット感が上がっているので問題なし！
メンズは4E(超幅広)、ウィメンズは3E(幅広)もあります。
私は普段からアシックス、ミズノ、ニューバランスでも27.0cm(2E)を履いているので、他メーカーに比べてもほとんど変わりはありません。
ここ数年の私の履いているシューズは以下の感じです。
アシックス エボライド 27.0(2E)
アシックス グライドライド 27.0(2E)
アシックス ゲルフェザーグライド 27.0(3E)
ミズノ ウェーブライダーネオ 27.0(2E)
ニューバランス フューエルセルレベルv2 27.0(2E)
ニューバランス フューエルセルRCエリートv2 27.0(2E)
早速走ってみた
相変わらず、安定した走り心地です。リアクトとクッション性とズームエアーの反発で楽しく走ることが出来ます。
39に比べて重くなったことはジョグペースであればほとんど気になりませんが、スピードを出すと少し気になります。
●キロ6:00
リアクトのクッションをしっかりと感じることが出来ます。一方で、39に比べて接地感がやや固く感じました。同じ素材なので気のせいかもしれないのですが、重さの違いが影響しているでしょうか。その分、安定性は更に増しているように感じます。アッパーの固定感が向上しているのでそれもあるかもしれません。
しっかりと着地した後にリアクトのクッション、そしてズームエアーの反発で自然と前へ促してくれます。
●キロ5:30
不思議なことにペースを少し上げると固さよりもよりリアクトの恩恵を感じました。ズームエアーの反発もあり、より推進力が増した感じです。
●キロ5:00
このペースになるとズームエアーがさらに役割を果たしてくれます。ペガサスの特徴である、しっかり接地からのズームエアーの推進力で心地よさが増した感じです。このペースはひょっとするとペガサス40の長所を最大に生かせるかもしれません。
スピードに関わらずピッチを一定に刻んで走る私の場合は、スピードが上がるごとにストライドが広くなりますから、重さが多少増していてもフィット感向上の恩恵で振り子の要領でテンポ良く走ることが出来ました。
●キロ4:30
このペースになるとちょっと重さが気になり始めました。リアクトのおかげで足への負担は最小限ですし、ズームエアーの反発で気持ちよく走ることは出来るのですが、足離れの良さはやはり前作39の方が良いように感じます。
●キロ4:00
試しにこのペースまでスピードを上げてみました。
結果は・・・私のレベルだと息も絶え絶えなのでよくわかりませんでした(笑)←じゃあやるな。
●アッパーが強化されてフィット感が向上！
●スピード練習もしたいなら39がおすすめ！
フィット感が向上したので、ジョグには最適なシューズです。一方で、重さが増した分だけ、スピード練習をするなら39の方が向いているように感じました。
ボーダーラインはキロ5と思います。それよりもゆっくりなら40、速いなら39が向いていると思います。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました！
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