ナイキのエアズームペガサス38買っちゃいました!先代の37に引き続いての購入です。
今回はシューズの特徴、ペガサス37との違い。どのような人におすすめかを今更ですがレビューしたいと思います!
シューズの特徴
「38」の数字が物語る伝統。実に40年近く愛されて続けているシューズということです。
まずは、全体のフォルムを見ていきましょう。
厚みのあるミッドソールです。ジョグシューズと言えども何というか・・・かっこいいですね!(語彙力なし)
様々なカラーリングが発売されていますが、私はこのオリンピックカラー(ホワイト&ピンク)を選びました。このカラーのヴェイパーフライネクスト%は、
オリンピックでもたくさんの選手が履いていましたね。
●ミッドソール後足部
ナイキお馴染みのリアクトをてんこ盛りで採用。リアクトはナイキオリジナルの素材で、クッション性に優れたソールのこと。
エリートシューズに採用されている素材ズームXよりも反発は控えめですが、その分耐久性に優れています。
●ミッドソール前足部
こちらもお馴染みズームエアーを搭載。後足部のリアクトのクッションで着地衝撃を受け止め、
前足部のズームエアーの反発で滑らかな前進を促します。
●アウトソール
ジョグシューズらしく、全面にしっかりとラバーがあります。中央の大きな切込みにより着地の安定性がより得られるようになっています。
実はミッドソールとアウトソール。37とほぼ同じです。
ご覧いただくとこの通りです。
左が37、右が38です。今回の「38」はミッドソールとアウトソールに変更点はほぼありません。
●重さ
27.0の2E幅で283g(実測)です。37に比べて約10gほど重たくなりました。
これはアッパーの足当たりの改善によるものと思います。これをどのように捉えるかで37と38の好みは分かれることになりそうです。
●その他
人によってはシューレース(靴紐)の長さが足りない可能性があります。
シューホール(靴紐を通す穴)の一番奥を使用しない場合は全く問題ないのですが、使う方。特に二段ハトメ状に使いたい方は注意が必要です。
二段ハトメとは下記のように一番奥のシューホールに上から刺して、逆側にできた間に通す結び方です。足にぴったりフィットするので、私はこのむずび方が好きです。
ちなみに37と38の靴紐の長さの違いはこちらです。
ちょとわかりづらいのですが、青い短い方が37で白い長いのが38です。そうです、むしろ38の方が長いのです。図ってみたところ38は120cmでした。37はそれより10cmほど短かったです。では、なぜ足りないのか。それは、左右のシューホールの間隔です。
ちょっと見づらいのですが、38の方がシューレースの間隔が広いんですね。それによって、人によっては紐の不足が生じます。
そこで私は150cmのシューレースを別途購入しました。
もちろん、私が人より少し足幅が広めなのもありますので、問題ない方の方が多数派なのではないかと思いますが、念のためのお知らせでした!
実際に履いてみる
ミッドソールとアウトソールは変わらないはずなのに、足入れの間隔が37とは全く違います。
伸縮が少なくピッタリと足を固定する37に比べて38はとにかく足当たりが柔らかい。ジョグシューズとしてはこちらの方が安心があると思います。
シュータン(靴舌)も肉厚なので、そこも柔らかい。その分紐でしっかり固定する必要がありそうです。
リアクトとズームエアーは健在で、その場でジャンプするだけで跳ねる感覚があります。
実際に走ってみる。
そうそう、ペガサスの踏み込む感覚ってこんな感じだった(笑)
今、私の手元にあるペガサス37はすでに700km走っているのでかなり感覚が違いますね。
もっとも、37のクッションはまだ健在ですが、ニューシューズとはやはり差があります。
私は典型的なヒールストライクなので、かかとの外側のラバーが削れやすいのです。
手元の37もラバーさえ健在ならまだまだ・・・。実際に1000km以上使う方もいらっしゃるようですし。
話がそれました、それはスピード別に。
●キロ6:00
相変わらずの優しさ。今回はアッパーも柔らかいのでさらに優しい。リアクトのクッションが足へのダメージを抑えてくれます。
ヒール部分もしっかり固定してくれるので、クッションがあるのにブレも少ない。相変わらず素晴らしいシューズです。
●キロ5:30
この辺りから、このシューズの別の側面が見えてきます。前足部のズームエアーの反発のおかげで、前に足を運んでくれます。
このスピードがかなりおすすめ。リアクトのクッション性とズームエアーの反発のもっともいいところを引き出せている感覚があります。
●キロ5:00
ズームエアーの反発がいよいよ本領発揮してきますが、37より約10g重くなった差が、わずかに感じられる。ストライド走法の人でしたらそれほど気にならないかもしれないですが、
私のようにスピードに関わらず常時180/分のピッチを刻む場合は、やや気になります。
●キロ4:30
もちろん、ズームエアーの反発はスピードが上がれば上がるほど恩恵がありますし、リアクトが足を守ってくれるのはスピードをどんなに上げても変わりません。
ただ、やはり重さ。ここが気になる人は気になるでしょう。
37であればペース走や閾値走など様々な場面での活躍が見込めましたが、38はペガサスシリーズ本来のジョグに強みのあるシューズになったと思います。
むしろ、ペース走や閾値走、インターバル走をする方なら、シューズが一足ということは考えづらく、場面ごとに複数のシューズを持っている方が多いのではないでしょうか。
・エアーズームペガサス38はジョグ用として、さらに履きやすくなって進化したシューズ!
・様々なスピードでの練習の場面を一足で行いたいなら前作の37がおすすめ!
耐久性について
アッパー部は37より強化されています。破れたりするようなことはないでしょう。37も丈夫ですがそれ以上と思います。
ミッドソールの耐久性は37と変わりませんので、私の体感では500kmぐらいまでは問題なく使えました。
そのあたりから、少しずつリアクトが固くなった印象です。ただ、元々柔らかい素材ですし、許容範囲として使うことはできます。
それこそ、ペガサス37では1000kmくらい履いている方もいらっしゃるようです。
アウトソールは履き方次第です。私のようにド・ヒールストライクですと一部減るかもしれないですが、それでも700kmくらいまでは使えました。
ラバーがしっかりしているので耐久性あります。
サイズ感について
ペガサス37に比べて足当たりがよくなり伸縮性も増したため、合わせやすくなっています。
男性は2E(普通幅)と4E(幅広)のラインナップ。アシックスやミズノの2Eと比べても私はほとんど違いを感じませんでした。
女性もE(普通幅)と3E(幅広)があります。
王道中の王道。ペガサス38。現在は、販売から半年近くがたって、お買い得になってきています。
ジョグシューズとして、フルマラソン完走用として是非お勧めです!
男性はこちら!
女性はこちら!