ランニング雑記

【ランニング雑記】 ハーフマラソン 市民ランナーの平均タイムについて

北海道では本格的なランニングシーズンが到来しました!
道外では、これからどんどん気温も上がるため、少し足を休める時期となるのでしょうか。

さて、先日は10kmマラソンの平均タイムにご紹介させていただきました!

【ランニング雑記】 10kmマラソン 市民ランナーの平均タイムについてランニングの楽しみ方は多種多様! ダイエットや健康のために走る方も、走ること自体が楽しい方ももちろんたくさんいると思います。 そ...

今回は、ハーフマラソンのおける一般市民ランナーの平均タイムを調査してみました。
サンプルは前回の10kmと同じく、北海道では秋の札幌マラソン(ハーフマラソン)に次ぐ規模を誇る、日刊ハーフマラソン。
コロナ禍の大会においては、モチベーションの高いランナーが集まりやすい側面があることから、コロナ前の2019年のデータをサンプルとしています。

今回も早い順番から人数の積み上げ方式で計算しています!
10kmとは逆に、ゆっくりな順番から見ていきたいと思います。

参加人数は以下の通りです!
コロナ以降、この規模の大会は道内ではしばらく開催されておりません。
またみんなで集まって走りたいですね!
男性 2447人
女性 599人
全体 3046人

2時間30分以上

そもそも、21.0975kmを走り切るだけでも凄いことです。
日本のランナー人口は一説によると一千万人というデータもあります。
その中からハーフマラソンに参加する方は恐らく数%。
ある意味参加されて完走されているだけでも日本全体のランナーから見ればエリートと言えるでしょう。

体に負担が少なくもっとも健康的なのは、早歩きから息が切れない程度のジョギングとも言われています。
昨今はSNSの普及などでとにかく凄い方が目につきますが、それはあくまで例外。惑わされてはいけません(笑)
ランニングは何より楽しんでなんぼですので、追い込みすぎずに楽しく走るのは良いですね!
大会によっては、2時間30分が時間制限の場合もありますので、エントリー前には確認が必要と思います。

2時間30分以内

男性 2105/2447人 86.0%
女性 424/599人 70.8%
全体 2529/3046人 83.0%

平均キロ7:06以内で完走します。体にも過度な負荷は掛からず、健康的にもとても良いと思います。
次はぜひフルマラソンにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
大型大会の制限時間は6~7時間であることが多いので、参加しやすいと思います。
中には2019年までの北海道マラソンのように、5時間制限などのストイックな大会もありますので、感想を目標とする場合、その点は注意しましょう。
※北海道マラソンは2022年度より、制限時間が6時間に緩和されました。

2時間以内

男性 1162/2447人 47.5%
女性 116/599人 19.4%
全体 1278/3046人 42.0%

平均キロ5:40以内で走ります。
このレベルになりますと、走ることが習慣化されていないと達成が難しいレベルです。
週3回以上、土日以外に平日も走るという方も多いのではないでしょうか。
この速さとなるとフルマラソンを走る方も増えていると思います。サブ5(5時間切り)達成者の方も多いのではないでしょうか。

1時間50分以内

男性 745/2447人 30.4%
女性 58/599人 9.7%
全体 803/3046人 26.4%

平均キロ5:12以内です。
このレベルは目標タイムを持って取り組んでいないと達成は困難と思います。
普段のランニングもインターバル走とは言わないまでも、早めのランニングや閾値走などを取り入れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
男性なら中級、女性なら上級レベルと言ってよいでしょう。
スタミナタイプの方ならフルマラソンでサブ4(4時間切り)を余裕を持って達成できていると思います。

1時間40分以内

男性 388/2447人 15.9%
女性 27/599人 4.5%
全体 415/3046人 13.6%

平均キロ4:44以内です。
月間走行距離は人によっては200kmを超え、300kmに迫る方もいらっしゃるかもしれません。
頭の中のどこかに常にランニングがある。そんな方が多いのではないでしょうか。
自己ベストを目指して日々走っていなければこのタイムに到達することは中々できることではないと思います。

1時間35分以内

男性 249/2447人 10.2%
女性 12/599人 2.0%
全体 261/3046人 8.6%

平均キロ4:30以内で走り切ります。
男性であれば、中~上級者、女性であればエリートと言って差し支えないと思います。
日々のランニングにおいても、目的別に大会を意識して練習していなければこのタイムには中々到達できないと思います。
そうでなかったとしたら、才能がすごいです(笑)

1時間30分以内

男性 140/2447人 5.7%
女性 6/599人 1.0%
全体 146/3046人 4.8%

平均キロ4:15以内で走る方です。
男性であれば上級者、女性であれば限られた超エリートと言えるカテゴリーです。
市民ランナーの勲章と言っていいサブ3を目指す方はこの目標を避けて通ることはできません。つまり私は全力で避けたい
フルマラソンでのサブ3はスピードタイプかスタミナタイプにもよりますが、3時間一桁分か、少なくともそれにほど近いタイムであることでしょう。
スピード練習やロング走なども計画的に行って、体のメンテナンスにも余念がない。そんな方々です。

1時間25分以内

男性 66/2447人 2.7%
女性 2/599人 0.3%
全体 68/3046人 2.2%

平均キロ4:01以内で走る方です。
男性はもちろんエリートランナーですし、女性でしたら大型大会での入賞や中規模なら優勝も狙える素晴らしいタイムです。
フルマラソンで言えば、サブ3を達成されている方がほとんどと思われますし、サブエガ(2時間50分切り)を見据えている方も多くいらっしゃることでしょう。

このカテゴリーからの方々はそもそも見た目が違う気がします(笑)
熟練者のオーラ、引き締まった体。私なんぞは到底及ぶ世界ではありません。(そもそも目指せませんw)
練習を計画的に行い、参加大会のターゲットを吟味して、日々鍛錬を怠らない。そんな心身ともに強靭な方が集まっていると思います。
陸上経験なしでこのレベルに到達された方は素晴らしいの一言です!

1時間20分以内

男性 22/2447人 0.9%
女性 0/599人 0.0%
全体 22/3046人 0.7%

平均キロ3:47以内で走り切ります。このレベルの方ですと、フルマラソンでのサブエガをされる方の方が多く、
市民ランナーの中では超エリート。私のお知り合いにもお一人いらっしゃるのですが、練習内容がとても考えられていて量質ともに素晴らしいです。
ランニングブログ「ハシルコト」を運営されています。ぜひ一度ご覧ください!

1時間15分以内

男性 5/2447人 0.2%
女性 0/599人 0.0%
全体 5/3046人 0.2%

この時間で走るためには、平均キロ3:33以内でハーフマラソンを走り切る必要があります。
未知の世界過ぎて何もコメントできません(笑)

市民ランナーでこのタイムが可能という方は、以下のどちらかしかありません。
 ・元々陸上長距離経験者で、ストイックなトレーニングを続けている
 ・ただの天才

日刊ハーフマラソン2019においても実際に5人いるのですから、物理的に不可能ではないのでしょう。
素晴らしいの一言に尽きますし、ここまでの記録を出していらっしゃるのなら、ランニングを専門としたお仕事も可能な気がします。
ただし、このタイムで走る人を市民ランナーと言えるのか(笑)議論の余地が大いにあると私は考えます。

性懲りもなく、私のふるーいPCで分布図を作成してみました。
ご興味がありましたらご覧ください!
最後までご覧いただきありがとうございました!

全体分布(日刊ハーフマラソン2019)

男性分布(日刊ハーフマラソン2019)

女性分布(日刊ハーフマラソン2019)

POSTED COMMENT

  1. げん@ハシルコト より:

    わっ!ご紹介ありがとうございます!超エリートでも何でもないですが^^; いつも興味深い記事を書いておられますね★いつも、こっそり楽しんでいます♪

    • teppei より:

      げんさん、ありがとうございます!
      書きたいことを書いているだけですが、読んでくださって嬉しいです!
      今後もこっそり楽しんでください(笑)

げん@ハシルコト へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です