【ランニング雑記】 10kmマラソン市民ランナーの平均タイムについて

ランニングの楽しみ方は多種多様！
ダイエットや健康のために走る方も、走ること自体が楽しい方ももちろんたくさんいると思います。

そして、ランニングを続けていれば自分がどのくらいの位置にいるか知りたくもなるものです。
今回は、10kmの大会での平均タイムを考察してみました！

参考データは北海道の春を告げる大型大会「日刊ハーフマラソン」の10km部門の完走者。
北海道の中では大きな大会ですので、目安になると思います！

コロナ禍によって近年大会は激減！そして、コロナ禍においての大会はモチベーションの高い方が集まる傾向が高いため、レベルが高くなりがちです。そこで、今回はコロナ前の2019年のデータを参考にしたいと思います！

なお、人数は早い順番に積み上げ方式で計算しています！

参加人数は以下の通りです！
男性　675人
女性　373人
全体　1048人

35分以内

男性　9/675人　1.3%
女性　0/373人　0.0%
全体　9/1048人　0.9%

10kmマラソンを35分以内で完走するためには、平均キロ3:30 で走らないといけません。
そのスピードで走れる方は全体の1%以下！男性に限っても1%ちょっとです。
これは、フルマラソンでのサブ3以上の難易度！このレベルで走れる方はもはや市民ランナーを超越しているレベルと言えるでしょう。

40分以内

男性　41/675人　6.1%
女性　2/373人　0.5%
全体　43/1048人　4.1%

平均キロ4:00。素晴らしい速さです。フルマラソンのサブ3は平均キロ4:15ペースです。
このことから、サブ3を目指す方がまずは目標として立てるタイムとしてもこのあたりでしょう。

もし、陸上経験がなくマラソンを初めてこのレベルまで到達されているとしたら素晴らしい才能と鍛錬と言えると思います。
男性なら一流、女性なら超一流のランナーと言って差し支えないでしょう。

45分以内

男性　98/675人　14.5%
女性　7/373人　1.9%
全体　43/1048人　10.0%

平均キロ4:30。全体の1割に相当する素晴らしいタイムです。
女性の人数が少なく見えますが、これは男性と女性のタイプの差であると思います。

男性は一般的にスピードタイプの短い距離を得意とする方が多いです。例えば、10kmを45分付近で走れたとしても、フルマラソンなら、サブ4(キロ5:40)という方も珍しくないのではないでしょうか。
その点、女性は相対的にスタミナタイプが多く、10kmを45分なら、サブ3.5(キロ4:58)を余裕をもって達成できる方も多くいらっしゃいます。
どちらにも言えることですが、45分切りは素晴らしいタイム。男性であれば、中上級者。女性なら上級者と言って差し支えないでしょう。

50分以内

男性　147/675人　21.8%
女性　25/373人　6.7%
全体　172/1048人　16.4%

平均キロ5:00。このペースは普段からランニングを楽しむだけでは中々に苦しいタイムです。ですので、大会を見据えてスピード練習と言わないまでも普段から息を切らせるペースで走る機会を設けてなくては達成は難しいです。意識して取り組んでいる方でないと達成できない記録と言えるでしょう。
全体で7人に1人のレベル。男性では少なくとも中級者、女性なら間違いなく上級者と言えるレベルです。