レースレビュー

【レースレビュー】 2023.1.29 第9回北海道スノーマラソン 最高のコンディション! やっぱり大会はいいですよね!

第9回北海道スノーマラソン、完走してきました!
やっぱりレースは楽しいですね!
スピード練習不足や走り込み不足など不安は多々ありましたが、もう今ある全力を出したらいいという気持ちで臨んできましたよ!

第9回北海道スノーマラソンは、札幌市内で行われるスノーマラソン大会です。
場所は札幌市豊平区にある「学校法人八紘学園札幌農業専門学校」の敷地内で行われています。

全国的にはマラソンシーズン真っ盛りですが、北海道では雪があるので、マラソンシーズンは4~11月まで。12~3月はロードでの大会は行われていません。
ただ、どうしても大会が無いとモチベーションの維持やコンディションを整えるのが困難・・・。
そこで、最近はスノーマラソン大会が各地で開催されています。
雪国ランナーとしては本当にありがたい限りです!

当日は3部構成かつウェーブスタート。
9:30  3kmの部スタート
10:30 10kmの部(第1部)スタート
12:00 10kmの部(第2部)スタート
そして、密集を防ぐために、30~40人ごとの1分遅れでのウェーブスタートとなっています。

私は、10:30からの10km第1部に出場します。

当日の動き

●7:00 起床
●7:30 朝食
10kmのため、特別な食事はありません。普段と同じです。
●8:30 出発
車で出発いたします。会場の北海道農業専門学校は、地下鉄東豊線福住駅から徒歩範囲内。
札幌の東側に位置するため、私が住む北広島市からも近いので便利です。
駐車スペースは、福住駅直結のイトーヨーカードーの駐車場を使用してよいと大会運営側からも説明もありましたので、ありがたく停めさせていただきます。

●9:30 到着
ちょうど、3km部門のスタート前でした!

いやー、いい天気ですね!
一方で連日寒い日が続いていまして、この日の朝は札幌でも-10℃ほど。
この時間では、-7℃といくぶん寒さは柔らいでいますが、それでも札幌としてはかなり低めの気温です。

冬は天気がいいほうが気温が低かったりしますよね。
何でも雲が無い方が、温かい空気が空に逃げてしまうからとのこと。雲は蓋の役割も果たしているのですねえ。

そして、受付を済ませに行きましたよ!

参加賞は、お餅とじゃがいも!
北海道らしくていいですね!

上下ウィンドブレーカーの完全防寒で会場入り!
でも、天気がいいので、レース時にはウィンドブレーカーは脱ぐ予定です。
走り出してしまえば、すぐに汗をかきますからね。
帽子や手袋などで、しっかり末端の冷えをケアしておけば問題はありません。

レースプラン

昨年のこの大会は、北海道にまん延防止重点処置が発令されていた影響を受けて中止。
今回は2年ぶりの開催で私も2年ぶりの参加です。
その時の記録は、46:45
平均キロ4:40です。よくも2年前の自分は頑張ったなあと我ながら感心いたします(笑)

今年は、11月のハーフマラソン大会以降スピード練習もほとんど行っておらず、キロ5を切って走ること自体をほとんど行っていませんでした。
ですので、48~50分(キロ4:50~5:00)程をターゲットとしました!
雪上マラソンは今まで4~5回ほど参加していますが、おおむねキロ20~30秒ほどアスファルトに比べて遅くなる体感です。

さてさて、スタートラインに立ちます。

10km部門の登録者は300人。当日は、267人の方が出走されたようです。
その人数を2部に分け、さらに1分ごと、30~40名のウェーブスタートです。

私は、第1部の第2ウェーブスタート。応募時の申告タイムと過去のタイムを考慮して決まっているそうです。
確かに雪道の場合はコンディションに寄りますが、走れば走るほど雪が起こされてぬかるんできます。後からスタートすればするほど若干不利になる側面は否めませんので、速めの人からスタートするのですね。
とは言え、この日は数日の積雪も少なく厳寒が続いたためコンディションは良好です!

レーススタート

コースは、1km+3周の周回コース。
ほぼフラットな1km分を走った後、周回コースに向かっていきます。
周回の3kmは1kmごとに、下り、やや上り、上りと言った感じです。

2年前の記録は46:45(キロ4:40)です。
以下は2年前のペース配分。

下りで調子に乗って、上りで痛い目を見る絵にかいたような展開だったようです(笑)

今回はキロ4:50~5:00で刻む予定ですが、ガーミンを見て自分の体たらくに落ち込むことを防止するため、時計を見ないことに決めました(笑)
これまでの経験から、どのくらいが自分の限界値であるかはその時の体の状態で何となくわかります。
コンディションがピークよりも落ちているのであれば、ピーク時と相対的に合わせて行くよりも、その時の体に合わせた方が良いと思っからです。
どちらにしても、46:45を超えるのは今回は無理と判断したから出来る現実的な決断でもあります。

最初の1km

第2ウェーブとしてスタートしましたが、みんな速い!
ついついつられそうですが、そこは無理をせず。自分のペースを意識して進んでいきます。
とは言え、これはレース。折角ですので、今の自分のベストの走りは追及したい。
トータル10kmを考えた時、7~8km地点で限界点を向かえつつ残り2kmを気力で出し切る程度で進んでいきます。
時計は見ずに走りましたが、結果は以下でした。

キロ4:37(結局予定より早いw)

1周目

心の中では時計を見てラップを確認したい誘惑にかられますが、そこそこ息が切れているのにキロ4:55とかだったらショックなので、見ずに進みます(笑)
ある程度前後は、同じくらいのラップで走っている人で固まってきます。少なくとも、1分先にスタートした方々の背中は一向に追いつきません。
申告タイムや実績が自分より格上の方々なので当然ですよね。
一方で、何人かの方に抜かれることはしばしば。申告タイムよりも伸ばしてこの大会に臨んだ方々です。すげーなー(客観的w)

北海道マラソン界のレジェンド作田徹さんも来ていて、他の方の応援もしながら、一緒に走ってくれています。
ペースはキロ5くらいでしょうか。
恐れ多くも作田徹さんを抜くという、得難い体験もさせていただきました(笑)

ここでも時計は見ていませんが、以下でした。結構頑張ってたんですね、自分(笑)

平均キロ4:42

2周目

10kmレースですから、4kmも走るとかなり息も苦しいです。あくまでも今の中でのベストのタイムを追及してますしね!
この辺りから前半頑張った方のペースが徐々に落ちてきます。
そういった方を拾わせていただきながら、黙々と走っていきます。
ここで、難しいことがあるのですが、雪上レースは除雪をしてコースを作るため一般のレースよりも少し狭いんですよね。
どのくらいかと言うと、横並びで走るなら3~4人が限界くらいです。
そのため、追い抜いたときにある程度距離を開けないと抜いたランナーさんの邪魔になってしまうのです。

よって、抜いたからには少し広めにスペースを作るため、上げたペースを少し維持しなければならない。
そして、なぜか元に戻すタイミングを失い無駄に速いまま走ってしまうのです。
私のレース展開がヘタなだけですね(笑)

1周目までの4kmでかなり息は切れているのにここでもかなり張り切ってしまいました。
すでに息も絶え絶えで残り1周(3km)に突入します。

10kmレースの残り3kmで息も絶え絶え状態なのはメンタル的にもきつく、つい時計をチラ見してしまいました・・・。
すると・・・
あ?!7kmまででキロ4:41?!


平均キロ4:41

この野郎、自己ベスト全然無理何て自分で言っておきながら、そこそこ頑張ってるじゃないか・・・。(自問自答です)
これなら、もう少し痩せるとか頑張るとかしとけば自己ベスト狙えたんじゃないのか?ああ?
壮絶に自戒を続けながら、残り1周に突入。

3周目

すでに心拍は限界に近づき、すぐにでも歩きたい誘惑にかられる。
ここで足をくじきでもしたら、「いやーいいところまで行ったのに足くじいちゃって!」って言い訳できるかなー(誰に?)とか不毛なことを考えながら走り進めます。
でもこれがレースの楽しさであって醍醐味。この苦しさこそ至高なのです(ドMの発想)。

北海道を代表するスーパーアーティストにドリームズカムトゥルーの吉田美和さんって方がおりましてですね。
「うれしい楽しい大好き!」などと歌われていたもんですよ。これって、マラソンにも同じことが言えませんかね。
私のは頭の中では、「苦しい楽しい大好き!」
と、脳内再生されていましたよ。

7kmまでの平均タイムはキロ4:41。自己ベストはキロ4:40。体力に少しでも余力があるなら、「いけるぞ!」って思う場面なんですけどね。
残念ながら、気力も体力も残っておりませんでして、気持ち的には何とかキロ5は死守して、48分は切れるかと弱気になっていたところ。
ここで再び時計を見ることを封印。見たところで自己ベスト行けると思わないし、やっぱり途中でがっかりしたら、さらにタイムが落ちると思って(笑)

そして、がむしゃらにもがき続けて残り100m。
「1217番、○○てっぺいさんが戻ってきました!」とアナウンスが!
すると、ゴールまで、「○○さん、あと少しがんばってー」と見知らぬ方からもお声掛けが!
本当にね、力になるんですよ声援って。ラストスパートですべてを出し切りゴール!本当にお声掛けありがとうございました!

平均キロ4:41

記録は46:48

自己ベストから遅れること3秒!
いやー上出来な結果ですよね。色々と言い訳しながら臨んだこの大会。
それでも、今できるベストを尽くしたと思うわけでございます。

後悔することがあるとしたら、スマホを持って走ったこと(笑)
これが無かったら、3秒縮んでた?!(笑)

ちなみに順位は、以下でした!
男子49歳以下では 34位/103人
全体で      47位/267人

レース考察

太ろうが準備不足だろうが、今その時のベストを尽くせば何かが起こる!
これからも頑張ろうということです!
※今回は何も起こりませんでしたけど・・・。

レース後のお楽しみ


つきさむ温泉で暖まりました!

よいご褒美になりますよねー。
勝手に走って勝手に苦しんでご褒美ってなんだよって感じですが(笑)

温泉に入っているレストランで、おいしいお蕎麦もいただき大満足なのです。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!

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