さる2021/10/17、「道化師 with オペラファクトリー北海道」が無事に終演いたしました。
北海道の緊急人体宣言解除から約半月、一時期に比べればコロナの状況もよくはなってきていますが、まだまだ気は抜けません。
リハーサルと本番以外は完全マスク着用で、ソーシャルディスタンスを考慮して今まで準備してきました。
本番の会場
札幌中心部の北海道四季劇場です。
劇団四季の専用劇場として2010年に5年間の期間限定の劇場としてオープン。
その後、2回の延長を経て、昨年2020年に閉館となりました。
現在は、一部の場所を活用して札幌市所有となり、各演劇イベントが開催されています。
今回の「道化師」もそのひとつです。
客席は1000席近くあるのですが、今回使用できる部分はステージ部分のみなので、
ステージの裏に客席が設けられました。
現実主義の代表的作品
オペラの始まりのころは神話や貴族内でのドタバタなど、庶民となじみの薄い作品が中心でしたが、
19世紀後期に作られたこの作品は、庶民の生活にスポットがあたっています。
この「道化師」は庶民の生活や葛藤、時には残忍な場面もあり、人間の心の動きにスポットが当たった作品です。
カニオが歌う、「衣装をつけろ」はオペラ好きではなくても聞いたことのある曲ではないでしょうか。
テレビのCMなどでもよく流れますよ。
無事公演が終了
妻に裏切られ逆上し、殺人に手を染めてしまうカニオ。
不幸な生い立ちから、純粋ゆえに不倫に走ってしまい殺されてしまうネッダ。
ネッダに侮辱され、劣等感から周囲を破滅に導くトニオ。
道ならぬ、ネッダとの恋に溺れるシルヴィオ。
みんな、ひとくせある役ばっかりです(笑)私の演じるペッペだけが、普通の劇団員なので、唯一何も悪くない人とも言えますね!
素晴らしいキャスト・スタッフに恵まれ、無事に公演が終了しました。
シルヴィオ役の原くんとは久々の共演でうれしかったです。(シルヴィオとペッペはほぼ絡まないですけど(笑))
ご来場くださった方、応援してくださった方ありがとうございました!!
公演概要はこちらでした!