レースレビュー

【レースレビュー】2017.10 第6回北海道すこやかマラソン(10km)

4年前のことです。
ミュージカルコンサート「ロミオとジュリエット」のロミオ役を拝命して、
ロミオにふさわしい体になるために始めたランニング。(当時身長174cmに対して体重78kgくらい)
5月ごろからちょくちょく走り出して、せっかく走ってるんだからなにか形になるものに出てみようと
どうゆうわけかエントリーしたのがこの大会です。

職場にはフルマラソンを走る上司がいて
話を聞いたところ「10kmくらいなら気軽にエントリーしてみたらいいじゃない」と、
背中を押してもらったことも理由にあります。

当時、週2~3回、朝ラン6kmほどだった私は、7月に無事にコンサートを終えた後も、
大会に参加することが決まっていたこともあって、週3~4回、8kmくらに頻度を増やしていました。

走るペースはというと、5月あたりはキロ6分、6月あたりはキロ5分半、7月あたりはキロ5分くらいで走っていました。
9月ごろにはキロ5分を切って朝ランしていました。毎回、息も絶え絶えです。何をしてたのでしょうかねw
どんどん早くなっていた原因はどうにも勝手がわからず、毎回全力で自分を追い込んでいたからです。
ゆっくりペースとか、ジョギングとかの概念がなかったんですね。常に持てる限りの全力でした。
今思えば、よくケガをしなかったなと思いますし、ある意味すごい精神力と自分でも感心します。

この大会は10月上旬。北海道もかなり涼しくなり走りやすい季節です。
場所は、札幌中心部豊平川の河川敷。川上に2.5km進んで、そこから川下に5km引き返し、また川上に2.5km戻ってくる。
2回折り返しをする、なだらかで記録を出しやすいコースです。
大会規模はとても小さな大会で、10km参加者は男女合わせて53名。
他にも親子2kmや5kmなどもありましたが、合計しても100人強だったと思います。
それでも、初めての大会。マラソン大会は高校生時以来です。
当日は風も弱く、気温も高くも低くもない。長袖のコンプレッションインナーにTシャツ短パンがちょうどいいくらいの天気でした。
初めての単独走以外でのランニング。それだけで気持ちが高まります。
靴に、測定に反応するタグをつけるのも、ゼッケンをつけるのも初めて。

そしてレーススタート

小さな大会ですから、レベル別スピード別の整列はありません。
何となく記録にこだわる人は前のほうに、楽しく走る人は後ろに並びます。
私は、真ん中辺に並びました。
スタートと同時にガチと思われる人が飛び出していきます。
私はというと、いつものペースで走り出します。
いつものペースとはキロ4:45くらいです。すると、意外にも前の方になることがわかりました。
「あれ?飛ばしすぎているのか」と思いながらもいつものペースで走り続けます。

私のペースは今回のメンバーにはあまりいなかったらしく、私の周りにはあまり人がいないさみしい展開となりました。
川上2.5kmを進んで折り返し、川下に向かいます。スタート地点が近づいてきたら5kmポイント&給水です。

>給水?!

よくよく考えてみたら、走っている間に飲むという行為をしたことがありません。
日々のランニングも途中で給水するような距離を走っていなかったので。
でも、「みんな飲んでるから飲むんだよなあ」と思いながら、ボランティアの方から紙コップを受け取り・・・
いや、飲めないw持ってるだけでどんどんこぼれるし、無理やり口につけても顔にかかるし。
給水って慣れないと難しいんですね・・・。それでも飲んでみた結果、見事にせき込み。でもよい経験でした。

慣れないうちは給水って、止まって飲んだりすることも普通にあるみたいですね。
でも、なんか見栄というか私にとっての身近なマラソンって、オリンピックか箱根駅伝くらいだったんですよ。
あれで、止まって飲む人なんていないですよね。だから、給水って走って飲むものだって先入観があったんですね。
素人ランナーのくせに何を勘違いしてたのか。

さて、せき込み後残り5km。50~100mほど前方を走る人を発見。
「あー、いい人見つけたこの人についていけばいいんじゃないか」と思い、ひたすら追いかける。
何も考えずにしていたことですが、これがマラソンで大事なことだったんですね。
自分と同じか少し格上の人を追いかける。すると、自分でペースを考えることなく走りに集中できる。
最終的にその方はゴール付近でスパートをかけたため、離されたのですが、おかげで最後まで力を出し切ることができました。

46分55秒。キロ4:41ペース。
男子49歳以下 8位/28人 全体 9位/53人
シューズは、ブルックスのゴースト10。GPSウォッチなし。

初マラソン、上出来の結果でした。
これで、大会に参加する楽しさを味わった私はどんどんマラソンにハマっていくことになるのです。

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