レースレビュー

【レースレビュー】 2023.11.12 第9回作.AC真駒内マラソン 初のDNF 一から出直します!

レースレビューの記載するときの定番。
それは、成功しても失敗しても「さて、○○マラソン完走してきました!」
初めてその書き出しが出来ません。
なぜなら、初めてDNF(リタイヤ)したからです。

基本的にマラソンでは奇跡は早々起こりません。
もし起こすとするなら、メンタルのスポーツと言えるマラソンで肉体を凌駕する精神力を発揮した時です。
今回は肉体的にも精神的にもまったくうまく行きませんでした!

レース当日の動き

レースが行われる真駒内は札幌市の南側、私の住む北広島市からは車で50分ほどです。
スタートは9時ですが、真駒内公園の駐車場は6:30に解放されるため、早めに家を出ます。
公共交通機関を使用する場合は、地下鉄真駒内駅から20分程ですね。

●4:50 起床
朝起きて、身支度を整えます。
フルマラソンですので、持ち物はレース中に飲むジェルや足攣り対策の芍薬甘草湯なども携帯します。

●5:30 出発
車で出発です。フルマラソン前の朝食はスタート3時間前を目安に食べるようしていますので、車内で取ります。
用意したのは、
チョコスティック(セブンイレブンのパン) 6本 約600cal
大き目の大福 1個 約300cal
バナナ 2本 約200cal
フルマラソン当日の朝食では約1,000~1,200calを摂ることにしています。

●6:30 到着
駐車場開場まで10分ほど待った後、真駒内公園に到着しました!

天気は良く、それほど風もありません。
この時点の気温は1℃。かなりの寒さではありますが、暑いことに比べれば条件は悪くありません。
1月2月に開催されるスノーマラソン時の気温に比べれば天国ですね!

●7:00 受付
屋外競技場のそばにある会場で受付を済ませ、外は寒いので体力を消耗しないように車に戻ります。

目標設定

ここ2~3年、目標にし続けてきたサブ3.5(3時間30分切り)。
成功率は以下です。

●2021年
2021.5 洞爺湖マラソンオンライン 3:26:39(初サブ3.5)
2021.9 KAZETABI 記録会 3:24:17(自己ベスト)

成功率 2/2 100%

●2022年
2022.5 札幌・モエレ沼TRIALマラソン 3:29:04
2022.8 北海道マラソン 3:47:54
2022.10 別海町パイロットマラソン 3:26:40

成功率 2/3 67%

●2023年
2023.5 洞爺湖マラソン 3:40:38
2023.8 北海道マラソン 3:57:54
2023.10 別海町パイロットマラソン 4:13:53

成功率 0/3 0%

2021年をピークに記録は伸び悩み、低調な結果が続いていました。
そして、今年9月中旬からの心身の体調不良があり、先月の別海町パイロットマラソンは初フルマラソン以来サブ4を達成できませんでした。

そのため今回は体調も復帰途上だったこともあり、最初から達成困難と思われるサブ3.5挑戦を諦めて、前回未達成のサブ4を目標に定めました。
とはいえ、2020年から一貫してサブ3.5を目指して走っており、先月の別海町パイロットマラソンを除けばほぼすべてのレースで25~30kmまではキロ5:00で走っています。

サブ4ペース、キロ5:40前後からスタートするのは初めての事。
それなら、可能であれば後半は少しでもペースアップして終わりたい。
以下を目安としてスタートします。

●0~20km キロ5:40
●20~30km キロ5:30
●30km~ キロ5:20~5:00

コース

真駒内公園内の屋外スタジアムを拠点に、豊平川の河川敷に出る10kmのコース4周回+2.195kmです。
往路はきつい上りのあとほぼ下り、復路は上りです。

レーススタート

作.AC真駒内マラソンでは、15~30秒毎にペーサーの方が記録達成の後押しをして下さります。
過去3回は以下のような形でペーサーの方に付きました。
●2018年 キロ5:15のペーサーに付き、28km地点から付いて行けず、最終的に3時間57分。
●2019年 キロ5:15のペーサーに付き、12km地点から前に出て、最終的に3時間36分。
●2020年 コロナ禍大会の為ペーサーなし、最終的に3時間33分。

ペーサーの方の存在はとてもありがたい一方で、あまり広くない今大会のコースにおいては混雑に巻き込まれペースを乱すことがまれに起こります。
2019年で単独走にしたことにで一定の成果を感じていた私は今回も一人旅を決断します。
そのため3時間15分(キロ5:20)と4時間(キロ5:40)の間で単独走することに決めます。

キロ5:40を正確に刻むと、サブ4ペーサーの方と並走することになります。
また、それより後ろですとランナーのボリュームゾーンであるサブ4ペーサーグループの後ろとなり、ペースを作りにくい可能性があるためです。

0~10km


5:37-5:14-5:28-5:24-5:29 平均キロ5:27  予定5:40
5:23-5:38-5:36-5:39-5:32 平均キロ5:34  予定5:40

さあ、いよいよレーススタートです。スタート時の気温は2℃。その後も気温はほぼ上がらないみたいです。
防寒対策はそれなりに行っているため、そこまで寒くは感じません。

このペースですと息が乱れることはありません。心肺には余裕がまだあります。
レースの雰囲気を楽しみながら黙々と進んでいきます。

往路は下りが主体。ついついオーバーペースになってしまいますが、なるべく速くならないように進んでいきます。
フルマラソンでのペースメイクはキロ5:00が当たり前になっていたので、油断すると上げそうになってしまいますが、今そんなスタミナがないことは自分がよくわかっています。

10~20km


5:34-5:23-5:24-5:23-5:18 平均キロ5:25  予定5:40
5:24-5:31-5:30-5:33-5:34 平均キロ5:30  予定5:40

さて、2周目に入りました。10km過ぎで早くも嫌な予感がしてきました。足が若干重く感じ始めたのです。
先月の別海町パイロットマラソンの後、一度30km走を行っています。
ただし、そのペースはキロ6:00程。また、毎週行っていたハーフ走は行っていません。
とはいえ、心肺はまだまだ元気なため足の重さに不安を感じつつも走り続けて行きます。

20~30km


5:24-5:31-5:17-5:23-5:24 平均キロ5:24  予定5:30
5:28-5:36-5:40-6:05-5:58 平均キロ5:34  予定5:30

3周目に入ります。すでに足の重さがかなり来ています。
ただし、何とかペースを維持しつつ走り続けます。

26km地点の折り返しで足がほぼなくなってしまいました。
ここから心肺を投入して無理やりカバーしに入りますが、もう無理でした。
一気にキロ6:00まで落ちていきます。

そして。。。
3周目の周回が終わった直後、気が付いたらコースから外れて座り込んでいました。
はい、DNF(リタイヤ)です。

リタイヤの理由

いくつも理由があります。最大は心身の不調でしょう。
ただし、それだけでは決してありません。
別海町パイロットマラソンの時のように歩きをまじえて粘れば完走は出来ました。
足が攣っていたわけでもお腹が痛かったわけでもありません。

ここ2~3年、常に戦ってきたサブ3.5達成。
今回はそこから一段目標を下方修正して臨んだ大会。
心のどこかで、これは余裕だとすらと思っていました。
今思えばなぜ余裕だと思ったのでしょう。先月の別海町パイロットマラソンは4:13:53です。

「別海の時は、キロ5:00で押して失敗した。キロ5:30~5:40なら余裕を持って走れる、途中から上げれる」
その勘違いが破たんした時、今までの5~6年がリセットされてしまったような気持ちになってしまいました。

現実を突きつけられ、一気に力が抜けてしまいました。
正直余力が全くなくなったわけではなく、キロ6と歩きを合わせて完走は可能だったと思います。
そして、今までは形に関係なく完走を目指す気力だけはありました。
リタイヤし時の30km地点での平均ペースはキロ5:32。まだまだ諦める状態ではありません。

ところが、今年3月の苫小牧30km春では、キロ4:45で完走したところから八か月。
ここまで落ちてしまったかと残念な思いでいっぱいになってしまいました。

悔しい気持ちはもちろんあり、泣けてくるのかとすら思いました。
ところが、涙もろいはずの自分がちっとも泣けてきません。
理由は明白で悔しがるほどの練習を積んできたわけではないから。
今の自分は悔しがることすらできません!

出直しの冬に

これで正真正銘失うものは何もなくりました!
まあ、そもそも何も手にしなかったのかもしれないですけど笑

今年の無念を晴らすための勝負はもう今日から始まります。
ひとまず、早速1月と2月のスノーマラソンにエントリーしました!
体調を治し、来年1月のスノーマラソン。スノーマラソン10kmベスト46:45を更新するため、今から全力です。

最後まで読んで下さった方、ありがとうございました!

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