レースレビュー

【レースレビュー】2021.9 HOKKAIDO KAZETABI Spirit 記録会 ネガティブスプリットのすすめ!

9/18(土)に開催された、HOKKAIDO KAZETABI Spirit 記録会
完走してきました!今回もばっちりハマったネガティブスプリット。
自己ベストをおよそ2分更新することができました。


記録は、3時間24分17秒

当日の朝

フルマラソンスタートはAM9:30。朝は6時に起床し、すぐに朝ご飯を頂きます。
これは、食べた直後に走ると当然お腹が痛くなる可能性がありますし、摂取した栄養をエネルギーに変える目安として3時間は空けたほうが良いからです!
そして、朝ご飯はこちら!

前回も掲載したこちらです。
ちなみにのこのおはぎは北海道の帯広発祥のスーパー「ダイイチ」のおはぎ!
甘さ控えめで豆の味が存分に味わえて、ひとつの大きさあんこもたっぷりでずっしり!
帯広のある十勝地方は全国でも有数のあずきの生産地。
間違いないにもほどがある、絶品のおはぎなのです。それに、追加で大福も二つ。

当日はとにかくエネルギーが必要!消化に時間が掛かりがちなタンパク質や胃腸に負担のかかる脂質はそれほど必要ありません。とにかく糖質!そして胃腸に負担が少ないもの。
おはぎと大福は、もち米を水分たっぷりに炊きつぶしてもいるので胃腸にやさしくばっちり!
あずきはこれもまた栄養の優等生である大豆に比べても脂肪がすくなくミネラルが豊富。
そう考えるとおはぎほどマラソンに特化した食材もないのではないでしょうか(異論は認める。)

こちらをすべて頂きます。実は4個目くらいからは、「もういいかなー」って感じにはなります(笑)
でも、ここでしっかりと糖質を補給することで後半の粘りにつながるのです!

会場に到着!

会場は札幌を流れる豊平川の河川敷。
東区の米里というところから、豊平区のミュンヘン大橋までの約10kmを2往復します。


北海道のランニングチーム、風たびRCの皆様が準備を進めてくださっています!


青空!この日は予報では雨で強風だったのですが、予報がいい方に外れて絶好の天気に。
この後、何度か通り雨がありましたが、むしろ、気温が18℃くらいはあったため恵みの雨となりました。
風も強すぎなくて、記録を出すには絶好のコンディションです。


風たびRCさんののぼりです。こうゆうアイテムがあると小規模でも大会って感じがして私は好きです!

参加人数は50人ほど。スタート前とゴール後はすぐにマスクの着用が義務付けられ、ソーシャルディスタンス、
COCOAの提示など対策もばっちり取ってくださっています。本当にありがたいですね。

レースプラン

さてさて、何より肝心なのはレースプランです。
私は5月の洞爺湖マラソンオンラインで得た実体験をもとにネガティブスプリットという、前半温存作戦を実行しました。
以下の記事は、以前は前半貯金型のレースを展開していた私がなぜこの作戦に切り替えたかを記載しています。よろしければご覧ください。

【フルマラソン雑記】ポジティブスプリットとネガティブスプリット目標タイムを見据えてフルマラソンを走っている方はすでにご存じの方もいるのではないでしょうか。 ポジティブスプリット 前半貯金型のこと...

マラソンを大会歴4年、この間に10回のフルマラソンを走りましたが、つくづくマラソンはメンタルのスポーツと思うわけです。
30km地点で「よし行ける!」って思えるか、「ダメかも・・・」って思うかで結果はまるで変わってきます。
そのために、前半は極力体力を使わない。腹をくくって、

前半温存しても後半に足が残らなかったら、それが実力。
仮に前半に飛ばしても後半で失速するだけ。

こう思えるかどうか。ランナーの方なら数少ないフルマラソンの大会をネガティブスプリットで行くのは勇気のいることかもしれません。

さて、自己ベスト3時間26分39分は平均キロ4:53。今回の計画は、前半20kmはキロ4:50より早くならないこと。
後半失速しなければ、絶対に取り戻せる。むしろ、最後がもっとも早くという気持ちです。
レースの半分を消化した時点で、体力に自信がなければ、ひたすらイーブンを維持し大崩れをせずに3時間30分切りを目指す。
もし体力が残っていたら、余力の分だけ徐々にペースを上げていく。後半にキロ5:00より落ちるようなら作戦は失敗です。

エイドは、10km2往復の間に2か所とスタート地点(折り返し地点)にもあるため、合計11か所。
もちろん、全部使います。減速を防ぐためにエイドを飛ばしたりはしません。
エイドを飛ばせば、次のエイドで多めに水分を摂取しなければならなくなります。
そうなれば、それだけ胃腸に負担がかかる。こうした積み重ねは必ず後半のダメージにつながりかねないからです。
(微々たる差とは思いますが)

手持ちするのは、エナジージェル3個と塩タブレット4個。
エナジージェルは7km、17km、27km地点あたり、塩タブレットは10kmごとに口に入れておきます。

スタート~10km


平均キロ4:55
計画通りの出だし。ペース走でもなければキロ5:00を切って走ることなど、せいぜい週1~2ですので、最初の2kmくらいは少し息が荒いです。
徐々に体が慣れてきて、このペースでも呼吸の乱れは少なくなります。でも、我慢。スピードを上げるのはここではありません。
予定通り、エナジージェルを一本飲みます。はっきり言って大量のおはぎと大福を食べているので全然お腹はすいてません(笑)
でも、少しずつ摂取しておいて後半に備えます。

10~20km


平均キロ4:53
スタート地点の米里からミュンヘン大橋は、豊平川を上流に向かっているため、こちらは本当に若干の下りとなります。
ですので、ペースはほぼイーブンと言えるくらいかと思います。むしろ、落ちてる?それはそれでだめですね(笑)
体には余力があるので、キロ4:40までなら上げられたと思います。ただ、それをやって後半の失速を繰り返してきたのでここも我慢です。
予定通り17kmあたりでエナジージェルを飲みます。

20~30km


平均キロ4:49
ここで一つの節目。折り返し地点を迎えます。手元のGPS時計の記録は1時間43分30秒ほど。
フルマラソン換算で、3時間27分00秒。自己ベストのタイムよりちょっと遅い程度です。
この時点で体と相談。徐々に上げるか、現状維持するか。今回は余力があると判断し、ほんの少し徐々に上げていくことを決断。
最後のエナジージェルを27km地点で飲みます。

30~40km


平均キロ4:45
残り12km強。足は重いもののまだ動く。息は多少荒くなってきたが、そこまで苦しいわけではない。
ここで、自己ベスト更新を確信しました。あとはどこまで更新できるかです。
欲をかきすぎて、スピードを上げすぎてしまって残り数km失速してしまっては元の木阿弥です。

30~40km


平均キロ4:40
そして、ゴール!自己ベスト3時間24分17秒!会心のレースでした。
40~42kmはスパートしきれてなくて、残り200~300mを全力スパートなので、
この辺りは課題かもしれませんが、計画通りのレース展開でした。

大変な状況下で記録会を開催してくださった風たびRCさんには感謝しかありません。
そして、最後まで読んでくださった方ありがとうございました。

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