レースレビュー

【レースレビュー】2018.8 北海道マラソン サブ4の夢、残り1秒で散る!

ちょうど今から3年前。私は、初のフルマラソンに出場しました。それまでにレースは2017年に10kmを1回。そして、この2018年の5月に初のハーフマラソン。7月にもハーフマラソンに出場。これが、4回目の大会です。

この頃はもうランニングにドはまり中。かと言って、フルマラソンはあまりに未知の世界過ぎてなかなかイメージがわきませんでした。ただ、北海道マラソンはファンランも含めると1万7000人が集まる超大型大会。そのエントリー期間も早めです。実際にエントリーしたのは、3月頃と記憶していて、その頃は5月のハーフマラソンにエントリーしたばかりのころ。実際のレース経験は10km1回のみ。よくもその状況で果敢にエントリーしたものと思います。

コースは比較的フラットなコース。ただ、8月の大会の為北海道といえども暑い!札幌市街の公道をお借りしてのレースです。

掲げた目標はサブ4

4時間ではなく、厳密には4時間未満。3:59:59を切ること。市民ランナーの大きな目標!
私は、そのサブ4をグロスタイムで達成しようと目論見ました。
グロスタイムとは号砲がなった瞬間からカウントするタイム。
ネットタイムとは自分が、スタート地点を通過してからカウントするタイム
小さいな大会では大した差ではありませんが、大規模な大会となると数分の差があります。
何かと形だけにはこだわる私は、「グロスタイムこそが本当のタイムだ!」という一丁前の謎理論の元に、グロスタイムでのサブ4を目標とすることに。

サブ4とはマラソン完走者のおよそ30~40%が達成する、ランナーの大きな目標。男性なら40%近いですが、女性で達成する方となる10%台だと思います。初のフルマラソンのくせになぜこんな無謀な目標をたてかと言いますと、直近のハーフマラソンでの結果に浮かれていたから。

2018.5 日刊ハーフマラソン 1:46:10(キロ5:00ペース)
2018.7 士別ハーフマラソン 1:41:04(キロ4:45ペース)

ハーフが1時間41分だったんだから、その倍3時間22分+30分(スタート遅れ5~10分含む)
え?、サブ4出来そうじゃない?
1km4分45秒ペースだったハーフから、キロ5分30秒まで落としていいんだよね?
30Kmからは一般的に脚に来て遅れるって言うから、それまでに5分15~20秒で貯金作ればよくないかい?
そんな甘い考えを持っていました。

大型大会のお祭り感

大通公園はマラソン一色!まさにマラソン好きの祭典。これだけでテンション上がります。
42.195km途切れることのない沿道での応援。エイド(給水、給食のこと)も、公式だけではなく私設で用意してくれる方々もいて大変お世話になりました。見ず知らずの人からレモンをもらったり、冷却スプレーをお借りしたり、ふれあいもとても楽しかったです。

いざレーススタート!

0~5㎞

6分遅れでスタート。混んでて、思うようにペースあげられず
ペース5:50

5~10km

徐々に自分のペースで、走れるようになる
ペース5:20

10~15Km

左足小指の異変に気がつく。でも、我慢できない痛みではない。完全に目安としていたペース。エナジージェルひとつ補給。
ペース5:15

15~20km

全く問題なし。左足小指は気になるものの触れないで走ることは不可能だし我慢できない痛みじゃない。バナナ半分を給食でもらう。
ペース5:15

20~25km

やや足が重くなり始める。きつくはないが、残りを考えると持つのか不安に。
ペース5:25

25~30km

明らかに足が重い。豆も痛くなってきた。二つ目のエナジージェル補給
ペース5:30

30~35km

腰と脚が痛い。膝もきつくなってきた。1kmがものすごく遠く感じ始める。
スイカを給食でもらう。
ペース5:40

35~40km

腰と脚が重くて痛い。ふくらはぎがつりそう。豆は相変わらず痛いが他の辛さにむしろ気にならなくなる。
何度も歩きたい誘惑にかられる。ここで、サブ4が無理ではないかと思う。
ペース5:50

40~42km

一歩がものすごい遠い。前を見るのがやっと。とにかく足と腰が痛い。自分は何でこんな辛いことやってるんだと自問自答。完全にサブ4を諦める。目標を一度も歩かないでゴールすることに切り替える。
ペース6:00

42km~

ゴールの時計表示に目をやると「3:59:40」
え?!間に合う?サブ4行けるのか?!まさかの全力疾走(体力残ってるんじゃん…。)
自分としては3:59:59だったはず!ゴール直後にスマホの応援ナビをチェックすると…
4:00:00(笑)一秒届かず

最後の全力で左足小指にとどめ。車椅子で救護室へ。(だって足を引きずってたらボランティアの若い女の子3人に乗ってください!言われて、そりゃあ乗るじゃないですか男だったら。)

●結論

フルマラソンはきつかった。特に腰と足。10kmやハーフよりもペースはゆっくりなので、心肺にはそれほど負荷はかかりません。実際、あまり息切れはしませんでした。
靴選びは間違ってなかったはず。本番直前に導入した足の筋肉を引き締め系のソックス。あれが指を圧迫したと思われる。
さすがにこの時は「もう二度とフルマラソン何てごめんだ」と思ったものです。

でも、その翌月には11月のフルマラソンにエントリーしていました。
今思えばここでグロスでのサブ4を達成できなかったことがその後の原動力となったのかもしれません。

シューズはブルックスのゴースト10。GPSウォッチなし。
スマホランニングアプリ「S-Health」にて1kmごとのペースのみBluetoothイヤオンで確認しながらのラン。
この3年間で7回もフルマラソンに出場するとは思いませんでした。

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