オペラ

【オペラ】2017.11 札幌室内歌劇場公演 マスネ作曲「シンデレラ(サンドリヨン)」

以前に私が出演したオペラについてご紹介したいと思います。
私がランナーとなったきっかけのひとつ、2017年の「シンデレラ」です。
※舞台写真の撮影はカメラマンの高橋克己さんです。

マスネ作曲シンデレラとは

フランスの作曲家ジュール・マスネさんが作曲した作品です。もちろん、お話としては超メジャーですよね!
「サンドリヨン」というのは「シンデレラ」のフランス語読みとなります。

あらすじ

意地悪な継母、姉たちもやりたい放題、なのにちっとも助けてくれない父親‥‥。
救ってくれたのは不思議な仙女。
魔法の力で美しく変身したシンデレラは、お城の舞踏会で素敵な王子と恋に落ちます。

私の役は王子!!
当時の私は齢39歳!王子と呼ぶにはなかなかの年齢ですw。

ただこれオペラの場合は往々にしてあることで、実年齢と役の年齢はあんまり関係なかったりします。
また、大きな役ほど実力のあるベテランが演じることも多く、モーツァルトの魔笛での主要な役の一人、「パミーナ」を50代くらいのベテランが演じ、その母親の「夜の女王」が20代何てことはよくある話。

オペラ概要


・日時:11月16日(木)開演3時、17日(金)開演6時30分(開場は開演の30分前)
・会場:札幌サンプラザコンサートホール

芸術監督:岩河智子
演出:中津邦仁

<出演>
シンデレラリュセット:百島吾弥子Sop
王子シャルマン:安田哲平Ten
継母アルティエ-ル:松田久美Mezz
その娘ノミエ:渡辺ちかSopc
その娘ドロテ:松嶋 瞳Sop
父パンドルフ:橋本卓三Bar
王様:中原聡章Bar
召使、仕立屋、総理大臣:遊佐悦子Mezz
召使、仕立屋、儀典長:田中千絵子Sop
召使、帽子屋、学長:成田潤子Sop
仙女:窪田晶子Sop
妖精、王女:土本麻生Sop、千葉万里奈、倉本真理Sop、五十嵐麻実、石田まり子Mezz
黒子:大滝あかり、小椋安奈、田島帆乃香

指揮:時岡牧子
フルート:立花雅和
ヴァイオリン:林ひかる
チェロ:藤田淳子
ピアノ:岩井沙織(Act1,3)、土屋益子(Act2,4)
チェレスタ、他:渡辺桃子

王子役について

さて、ここで最大の問題です。私に王子の役が務まるかどうか(笑)
そもそも柄じゃないし、当時は80kg近い体重もありそもそも王子に見えない・・・。
シンデレラ役の方はスタイルバッチリなので、バランスが悪いったらありゃしない!
そこで、ランニングを始めたわけです!

この年は、7月にロミオとジュリエットのロミオ役という大役もいただいており、危機感は募るばかり・・・。
結果、この1年間で78kg → 67kg への減量が成功!
こうなりました。

オペラが終わった後は、別に走る理由がなくなったわけなのですが、手段と目的が完全に入れ替わり現在に至っていますw

各配役について

オペラを作るのに超重要なオーケストラ。室内楽ですので小編成です。

召使の登場。理不尽な奥様とお姉さまたちへの愚痴が止まりません。

お父さん。娘を愛していますが、後妻と連れ子の迫力にはかないません(笑)

奥様といじわるお姉さまの登場!貫禄がすごいです。

シンデレラの登場です。一人だけみすぼらしい格好で、家の掃除をさせられています。(召使いるのにw)

仙女様が妖精を連れてお城の舞踏会に参加させてくれます。
※「ようせい」と入れたら、一次変換が「陽性」となる。世知辛い世の中。

場面は変わって、お城の中。王子が元気ないことを心配する大臣たち。

これが私です。わけもなく元気がありません。しまいには病弱だそうです。

お父さんが、元気ない息子を心配し「お城でパーリーナイトしようぜ!」と言ってきます。現在にも通じる空気の読めない人です(笑)

舞踏会に参加する妙齢の乙女たち

そこにシンデレラが現れる!みすぼらしい格好なままなのは演出で、王子には美しく着飾ったシンデレラ(人形)が見えています。

忘れていったガラスの靴でシンデレラが見つかってめでたしめでたしです。

大団円

ここからランニングの沼がはじまる

この年の春ごろからトレッドミルで走り始めて、78kg → 72kg ほどにしてロミオとジュリエットを終えました。
そして、9月からは外でのランニングを開始。同時に10月に初めてのマラソン大会である10kmの大会に参加。
翌年2018年5月に初ハーフ、8月に北海道マラソンの初フルとドツボにハマって現在に至ります。

最後まで読んでくださった方ありがとうございました!

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