少年野球審判

【少年野球審判】ぜひチャレンジしてほしい。責任以上にある魅力

想像してみてください。あなたの息子さん娘さんが、「野球やってみたいなー」と言い出したら。
「運動に一生懸命取り組むのはとてもいいことだけど、洗濯とか会費とか大変じゃないかしら・・・。他の運動と違ってグラブやバットもお金かかるだろうし・・・。」
頼もしいと思うと同時に、様々な不安も浮かんできますよね。
その中でも気になるのは、
子供の練習に付き添わないとダメだろうか、主に父親なら練習の付き合いなどで、休日がほとんどなくなってしまわないか。
リアルに気になることでしょう。

息子のチーム入団

私の息子は昨年の11月から小学校の野球チームに所属しました。北海道ですので、冬はグラウンドを使えず体育館練習です。
ちょうど6年生の大会も一段落し、新体制への移行期に入ったタイミングでの入団です。
息子は結構内気なところがあって、同学年の子もまだいなかったため、最初のうちは練習に付き合わないといけないだろうとよく通って練習のお手伝いをしていました。すると監督さんから、「結構練習には顔を出せますか?春になったら審判をお願いできませんか。」とお声がけが。

私は学生時代から運動部に所属したことがなく、運動はからっきし。野球も未経験で数年に一度日本ハムファイターズの応援に札幌ドームに行くくらいであとはテレビで見るくらい。だけど、練習に参加してみてわかったことは今のお父さんお母さんは忙しくあんまり人がいないこと。自分のような素人の手も借りたいくらい人が足りなかったのです。
成り行きで春になったら審判をすることになってしまった私は、YouTube や先人たちのブログを参考にして、少しずつルールを覚えてきました。

審判アイテムその1 インジゲーター これでカウントをリアルタイムに入力します。

実に奥が深い野球審判

審判のルールは、とにかく多岐にわたりここに書ききれるものではないのですが、驚いたのは基本中の基本と思っていたことも実は微妙に違っていたこと。
例えば、

アウトのコールの時は「アウト!」ではなく「ヒズ アウト!」(あなたはアウト)
三振のコールは「ストライク!バッターアウト!」ではなく「ストライク!」もしくは「ストライクスリー!」

漠然と当たり前のように思っていたことも実は違っていたりして。
まあ、実際には「ストライク」なんてコールすることはありません。なにせそれは球審のお役目です。私のような素人がするわけありません。私が勤めるのは塁審。一塁・二塁・三塁にいる審判です。

審判講習会へ

4月に地元の連盟主催の審判講習会があって、そこで色々実技を教えていただきました。
まあ、半日を2回という短いものだったのですが、老練な先人たちのコールとジェスチャーはかっこよく、そしてとてもためになる講義だったのです。

そして、いよいよ4月の練習試合で審判デビュー。もっともジャッジの機会が少ない三塁審です。ビギナーはだいたいここから始めるようです。正直、実際にジャッジの機会は少なく、また今思い返せばやらなければならないことがいくつも抜けていたと思うのですが、三塁でのプレーさえしっかりジャッジしていれば、他の3人の審判がしっかりしていれば何とかなるらしいです。13-15という、壮絶な打撃戦であったため、中々に神経を使いましたが、何とか無事に終わりました。
6月にも一度審判の機会があり、私よりも不慣れな方が審判に入ることもあって、私は一塁審を拝命。一塁審は細かなフォーメーションこそ複雑ではありませんが、球審に次いでジャッジの機会が多いポジションです。事前にYoutube を見漁った甲斐もあり、なんとか無事に努めることができました。


審判アイテムその2 ベースの土を払うハケ。攻守交替の間に担当塁やマウンドプレートの土を払う。これやってると絵になる気がする(笑)

公式戦審判デビュー!

そして、7月!
来ました!なんと公式戦での審判!!
私のジャッジによって、そのチームがトーナメントの2回戦に進むのか進めないのか。責任が伴います。
※なお、公式戦では自チームの審判はしません。公平なジャッジを行うためです。
当日はなんと一塁審を拝命。いよいよプレイボールです。

公式戦の一塁審は緊張感も半端ありません。両チームのお母さんお父さん方も見ています。
ここで、「ア、アウト?」なんて自信のないジャッジは許されません。しっかりと止まって見て、自信をもって、切れのある動きと声を張ってコールする。「ヒズアウト!!」「セーフ!!」

判定に喜ぶ子供、うなだれる子供。悲喜こもごものベンチ、歓声と悲鳴の父母席。そこは少年野球というかけがえのない時間を共有する両チームの子供たち。バックアップしいつも見守る保護者達。そして、そのゲームのために選ばれた4人の審判と大会本部
三位一体ならぬ四位一体となって作り上げる最高の空間があるのです。

どれが欠けてもいけない。審判と見守る保護者がいてこその少年野球。
勝ち上がったチームの負けてしまったチームにもドラマがある。
そしてのそのドラマに最高の特等席で立ち会うことができる審判。私はやりがいがあると思いますねえ。

やってみよう少年野球審判!

もしお子さんが野球を始めた、もしくは始めたいと言っているお母さんお父さん。審判はですねえ、面白いです!そしてやりがいがあります。
毎週やる必要なんてないんです。頼まれるチームもあるのかもしれませんが(笑)
躊躇されているのでしたら、練習試合からやってみませんか?子供たちの輝きに最前列の特等席で立ち会える喜び。中々ない経験だと思います!


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